イラストを収益化できるおすすめサービス12選!成功のコツや注意点も解説

近年、副業を考える人が増えています。そんな中「どうせなら趣味を仕事にしたい」と考えている方も多くいるのではないでしょうか。

特にイラストは、楽しみながら描いたものを収益化できる可能性があり、副業の入り口としても非常に人気です。しかし実際は「どのサービスを使えばいいの?」「どうやって収益につなげるの?」といった疑問があり、なかなか踏み出せない人も。

そこで今回は、イラストを収益化するための具体的な方法や活用できるサービス、選び方のポイントについてわかりやすく解説していきます。自分の作品を楽しみながら収入につなげたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

イラストを収益化する5つの方法

イラストを描くことは好きでも「どうやって収益につなげればよいのか分からない」と悩んでいる人は決して少なくありません。実は、イラストにはストック型から受注型、さらには教育型まで多様な収益化の方法があります。

そこで本章では、イラストを収益化する代表的な5つの方法をご紹介。それぞれに特徴や注意点があるので、目的や生活スタイルと照らし合わせながら、自分に合った方法を見つけてみてください。

1. ストックイラストサイトに登録する

ストックイラストサイトに作品を登録し、ユーザーにダウンロードしてもらうことで収益を得る方法です。一度アップロードしたイラストが繰り返し購入されるため、長期的に収益を積み上げられるのが魅力。

単価は数百円と低めですが、登録点数を増やすことで安定収入につながりやすく、特にビジネス用途やアイコン素材といった需要の高いテーマは売れやすい傾向にあります。
一方で、多くのサイトでは審査があり、品質を一定水準に保つことが求められます。さらに検索されやすいようにタグ付けを工夫するなど、継続的な改善も必要です。

コツコツと続けることで着実に成果につながるストック型の収益化手段です。

2. サイトやネットショップで販売する

自作のイラストを、Webサイトやネットショップ、SNSを通じて直接販売する方法です。デジタルデータのダウンロード販売に加え、Tシャツ・スマホケース・マグカップ・ステッカーなど、オリジナルグッズとして展開できるのが特徴。

価格設定や商品企画、販売方法をすべて自分でコントロールでき、購入者と直接やり取りできるため、ファンとの関係を築きやすくリピーターの獲得にもつながります

一方で、集客や宣伝を自力で行う必要があるため、SNSや広告を活用したマーケティング力も求められます。
作品の魅力をダイレクトに届けたい人や、自分のブランドを育てたい人に適した「ブランド型」の収益化手段です。

3. 依頼を受ける

顧客から直接依頼を受けてイラストを制作する方法です。キャラクターデザインや広告用ビジュアルなど、要望に合わせた作品を提供することで高単価な報酬を得られる可能性があります。

依頼者とのやり取りや契約内容の確認、修正対応など手間はかかりますが、その分満足度が高ければリピーターや紹介につながりやすく、長期的な関係を築くことができます。

自分のスキルを活かして安定した収益を目指したい人に向いている「オーダーメイド型」の収益化手段です。

4. 案件を受注する

クラウドソーシングを通じてロゴやバナー、SNS用イラストなどの案件を受注する方法です。幅広い案件が公開されているため、自分に合った仕事に応募しながら実績を積むことができます。

案件ごとに納期や条件が異なるため、スケジュール管理や交渉力は欠かせません。ただし、ポートフォリオを充実させておけばクライアントから信頼を得やすく、継続案件や指名依頼につながる可能性も高まります。

最初は小さな仕事からはじめ、経験を積みながら徐々に大きな案件へステップアップしていくことで、安定した収益基盤を築ける「プロジェクト型」の収益化手段です。

5. 講座を開講する

自分のスキルを活かしてオンライン講座やワークショップを開き、受講料を得る方法です。イラストを上達させたい人や、自分の世界観に共感してくれる人に向けて講座を提供することで、収益化だけでなくブランド力や信頼度の向上にもつながります

受講生との交流を通じてファンを増やしたり、ネットワークを広げたりできるのも大きな魅力。教える過程で自身の理解が深まり、新しい発見やスキルアップにつながることもあります。

準備や運営には手間がかかりますが、経験を共有しながら可能性を広げたい人に向いている「教育型」の収益化手段です。

イラストを収益化できるサービスおすすめ12選

個人が描いたイラストを収益化につなげられるサービスは数多く存在し、販売から依頼の受注、さらには講座開講まで幅広い選択肢があります。どのサービスを利用するかによって収益の仕組みやファンとの関わり方が大きく変わるため、自分の目的やスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。

ここでは、特に人気の高い12のサービスをご紹介します。初心者でもはじめやすいものから本格的な活動につなげられるものまで網羅しているので、ぜひ比較しながら参考にしてください。

1. ココナラ

ココナラは、「得意を必要とする人に直接届けるスキルマーケット」です。

自分の得意なスキルや経験を自由に価格設定して出品することができ、全国のユーザーにサービスを提供できます。イラスト制作はもちろん、デザインなど幅広いジャンルを取り扱っており、購入者と直接的なやり取りを通じてリピーターやファンを獲得できます。

ニーズに応じた無料サポートもあるため、初心者でも安心して出品することが可能。スキルを幅広く収益化できる柔軟さが魅力のサービスです。

>>ココナラに問い合わせる

2. SKIMA(スキマ)

SKIMAは、「創作の才能を価値に変えるスキルシェアサービス」です。
イラストやデザインの売買に特化したスキルシェアサービスで、キャラクターイラストはもちろん、VTuber用モデルやアイコン制作まで幅広い依頼を受けることができます。
前払い決済やポイント制度を採用しているため、個人間取引でも安心して利用することが可能。
自分の得意分野を活かして出品することができ、需要の高まりに応じて収益を伸ばすことができるので、自由度の高い取引環境を求める人におすすめです。

>>SKIMAに問い合わせる

3. BOOTH(ブース)

BOOTHは、「ファンと作品をつなぐクリエイターのためのオンラインショップ」です。
pixivと連携したサービスは、誰でも簡単にショップを開設し、自分の作品を販売することができます。物販や倉庫発送、デジタルデータのダウンロード販売、さらにはオンデマンド印刷にも対応しており、販売の幅が広がります。

グッズ化やイベント連動販売にも強く、クリエイター活動を応援する仕組みが充実しています。自身の作品をファンに直接届けたいと考える人にはぴったりのサービスです。

>>BOOTHに問い合わせる

4. SKeb(スケブ)

Skebは、「言葉を超えて世界中から依頼が舞い込むアートコミッション」です。
リテイクや見積もりがなく、依頼内容に沿って一発描きで納品するという特徴的な仕組みで、手間を省いた短期納品で収益化が可能となっています。さらに、自動翻訳機能により海外ユーザーから依頼を受けるハードルも低く、グローバルな活動が実現できます。

著作権はクリエイターに帰属するため、作品の活用範囲を自分で管理できるのも安心。効率よく案件をこなし、世界規模で自分の実力を試したい人におすすめのサービスです。

>>SKebに問い合わせる

5. クラウドワークス

クラウドワークスは、「仕事の幅を広げる日本最大級のクラウドソーシングサービス」です。
登録者数・案件数ともに国内トップクラスで、個人から大手企業まで幅広い発注先とつながることができます。イラスト制作やデザイン案件も豊富で、自分のスキルに合った仕事を探しやすいのが特徴。

案件ごとに報酬が発生し、安心の報酬システムが整備されているため、副業から本格的なフリーランスまで幅広く利用することが可能です。安定した仕事を獲得したい方におすすめのサービスです。

>>クラウドワークスに問い合わせる

6. ランサーズ

ランサーズは、「信頼と実績で選ばれるフリーランスのための仕事マッチングサービス」です。

クラウドワークスと並ぶ国内最大級のクラウドソーシングサービスで、案件数やカテゴリも非常に豊富なため、イラストにまつわる仕事も受けることができます。報酬の仮払い制度により納品後の支払いトラブルも防止

また、ランク制度が導入されており、実績や評価が可視化され、信頼性の高いクリエイターとして認められるとチャンスも拡大します。継続的な案件獲得を目指す人におすすめのサービスです。

>>ランサーズに問い合わせる

7. SUZURI(スズリ)

SUZURIは、「1枚のイラストをすぐにグッズへ変えられる魔法のマーケット」です。
画像をアップロードするだけで、Tシャツやスマホケース、マグカップなどオリジナルグッズを制作・販売することができます。1個から販売することが可能で、ショップ開設や利用料は無料のため、ローリスクでオリジナルグッズの販売に挑戦できます。

製作や発送はSUZURIが代行してくれるため、クリエイターはデザインに専念できる点も魅力。販売価格に上乗せして設定した「トリブン」が利益となる仕組みで、気軽にグッズ販売をはじめたい人におすすめのサービスです。

>>SUZURIに問い合わせる

8. nizima(にじま)

nizimaは、「イラストを“動かす”Live2D特化の次世代型クリエイター市場」です。
イラストやLive2Dモデルを手軽に出品・販売することができ、モデリング需要の高まりに対応しています。ダウンロード販売のため手間が少なく、月会費不要で利用できるのも大きな魅力です。

手数料は10%と比較的低めに設定されており、収益性の高さも特徴。VTuberや配信者を中心に需要が拡大しており、新しい市場で活躍したいクリエイターにおすすめのサービスです。

>>nizimaに問い合わせる

9. Adobe Stock(アドビストック)

Adobe Stockは、「作品を世界のデザイン現場へ届けるストックプラットフォーム」です。
世界中のデザイナーや企業が利用しており、自分の作品が広告・雑誌・Webなど幅広いシーンで活用されるチャンスがあります。Adobe製品との連携が強く、効率的に作品を登録することが可能

さらに、Adobe Portfolioで自身のポートフォリオサイトを簡単に作成することもできるため、作品の宣伝やブランディングにもつながります。プロのクリエイターを目指す人におすすめのサービスです。

>>Adobe Stockに問い合わせる

10. Shutterstock(シャッターストック)

Shutterstockは、「圧倒的な素材数で世界中に届くグローバル画像販売市場」です。
数百万点以上の素材を誇る世界最大級のクリエイティブプラットフォームで、アップロードするだけで世界中のユーザーにイラストや写真を販売することができます。

ダウンロード型販売のため、素材が利用されるたびに収益化され、高収入を得られる可能性もあります。利用者が非常に多いためチャンスも多く、グローバルに自分の作品を届けたい人に向いているサービスです。

>>Shutterstockに問い合わせる

12. ストアカ

ストアカは、「誰でも先生になれる日本最大級のスキルシェア学習サービス」です。
対面・オンライン両方の講座を1回から開催することができ、講座内容や価格、定員などを自由に設定することが可能です。画面の案内に従うだけで簡単にレッスン募集ができるため、初心者でもはじめやすいのが魅力。

直接教えることでファンや受講生との長期的な関係を築くことができます。
スキルを活かして教えることに挑戦したい人におすすめのサービスです。

>>ストアカに問い合わせる

11. Udemy(ユーデミー)

Udemyは、「知識と技術を講座にして世界へ届ける教育プラットフォーム」です。
自作の動画講座を制作し、世界中のユーザーに販売することができます。カリキュラムや価格を自由に設定できるほか、質問受付や掲示板機能も備わっており、受講生との交流も可能。

イラスト技術を体系化して伝えることで、自身のブランディングや信頼度向上にもつなげられます。スキルを「教える力」に変えて収益化したい方におすすめです。

>>Udemyに問い合わせる

イラストで収益化に成功するコツ

イラストを収益化するためには、どれだけ魅力的な作品でも、見せ方を工夫しなければ、購入者や依頼者の目に届くことはありません。

本章では、イラストで収益化に成功するための具体的なコツを紹介していきます。固定ファンやリピーターを増やすためにも、参考にしてください。

独自のスタイルを確立する

イラストを収益化する上で重要なのは、自分ならではのスタイルを磨くことです。
他のクリエイターと差別化できる絵柄やテーマを持つことで、「この人にしか描けない」という市場価値を生み出します。独自性が際立てば、作品が記憶に残りやすく、固定ファンやリピーターがつきやすくもなります。

幅広く描けることも魅力ですが、まずは「自分の看板」となるスタイルを構築することで、収益化への土台を作りましょう。

ポートフォリオを作成する

収益化を目指すなら、ポートフォリオの作成は欠かせません。
作品をジャンルや用途ごとに整理してまとめることで、クライアントや購入者が依頼を検討しやすくなります。単なる作品集ではなく、「どの分野に強いのか」「どんな用途に対応できるのか」を明確にアピールすることを意識しましょう。

たとえば、キャラクターデザイン、挿絵、アイコンなど用途別に分類することで、閲覧者は自分のニーズに合った作品を見つけやすくなります。

さらに、ポートフォリオは信頼感や実績を裏付ける役割も果たします。WebサイトやSNSにリンクさせて、営業活動やブランディングの武器としても活用しましょう。

SNSで積極的に発信する

イラスト収益化の成功には、SNSでの発信も大きな鍵となります。
定期的に作品を投稿することで、多くの人の目に触れる機会を増やし、制作過程を共有すれば「ファンとの距離が近いクリエイター」として親しみを持ってもらいやすくなります。

また、コメントやいいね、シェアなどの交流を通じて認知度や拡散力が高まり、ビジネスのチャンスやコラボの機会が広がる可能性もあります。特にXやInstagram、TikTokなどはクリエイター活動と相性が良く、活動の幅を大きく広げてくれる場となります。
発信の継続によって自然と周知され、収益化につながる土台が築けるでしょう。

イラストを収益化する際の注意点

イラストを収益化し、収入源につなげていく際には、いくつか注意すべきポイントがあります。本章では、3つのイラスト収益化における注意点を解説していきます。得意や好きを安定した収入に変えていくためにも、以下のポイントを心がけましょう。

1.収益化には時間がかかる

はじめて作品を公開する場合は認知度や信頼が確立されていないため、購入者や依頼者の目に触れる機会も限られます。まずは、コツコツと定期的に作品を公開し、ファンやリピーターを増やしていくことが重要です。

また、販売プラットフォームでの評価やSNSでのフォロワーの増加にも一定の時間はかかります。そのため、焦らず長期的な視点で取り組みましょう。

2.著作権について理解を深めておく

イラストを収益化したい場合、著作権や販売時の利用範囲を正しく理解することが重要です。自作イラストのブランドや収益権を守るためにも、仕事を受ける際には、商用利用や二次利用の範囲、契約内容を事前に確認しましょう。

また、既存キャラクターや第三者の著作物を無断で使用すると違法行為となる場合があり、法的トラブルにつながることもあるため注意が必要です。販売サイトやプラットフォームのガイドライン・利用規約を確認し、安全な運用を心がけましょう。

3.年間収益が20万円を超えると確定申告が必要になる

イラスト収入が年間20万円を超える場合、確定申告を行い税金を納める義務が生じます
副業として収益を得る際も、収入を正確に把握し、税務上のルールを正しく理解しておくことが大切です。

申告を怠ると脱税とみなされる可能性があり、後から思わぬペナルティを受けることも。帳簿や収支管理をしっかり行い、税金に関する知識を深めておきましょう。

まとめ|自分にあったサービスを活用してイラストの収益化を成功させよう

イラストを収益化するためには、単に作品を描くだけでなく、自分に合ったサービスや方法を選び、長期的に取り組むことが重要です。

また、独自のスタイルを確立したりポートフォリオをきちんと整えたり、SNSで積極的に発信したりと努力を重ねることで、ファンや依頼者が増え、収益化へとつながっていきます。

本記事ではおすすめのサービスや成功のためのコツ、押さえておくべき注意点を解説してきました。ぜひ、これらを参考に、自分の「得意」を「仕事」につなげていくための一歩を踏み出してみてください。

イラストの収益化に関するよくある質問

Q. 初心者でもイラストの収益化は可能ですか?

A. クラウドソーシングやストックイラストサイトを活用すれば、初心者でも収益化は十分に可能です。特に初心者向けのサービスでは、登録や出品の手順が簡単で、少ない作品からでも販売を開始することができます。まずは小さな成功体験を積み重ねることで、徐々にスキルや収益を伸ばすことがポイントです。

Q. イラストで収益化を目指すために必要なものは何ですか?

A. イラスト収益化には、パソコンやペンタブレット、描画ソフトなどの基本的なデジタル作画環境が必要です。さらに、自分の作品を整理したポートフォリオや、SNSアカウントを活用した発信体制を整えておくと、クライアントや購入者に見てもらいやすく、収益化のチャンスも広がるでしょう。

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