最近は、Webデザインの世界でも、AIを活用する流れがどんどん広がっています。画像生成や文章作成、コーディングのサポートまで、AIを上手に使うことで作業の効率が上がり、デザインの幅もぐっと広がります。
この記事では、そんなAIスキルを学べるWebデザイナー向けのスクールを9校ご紹介します。初心者の方はもちろん、スキルアップを目指したい方にもぴったりの講座ばかりなので、自分に合ったスクールを探す参考にしてみてください。
AIスキルを習得できるWebデザイナー向けスクール9選
ここからは、AIスキルを身につけたいWebデザイナーにおすすめのスクールを紹介していきます。デザインとAIをかけ合わせた学びを通して、これからの時代に必要とされるスキルを楽しく身につけていきましょう。
AIスキルを習得できるWebデザイナー向けスクールおすすめTOP3
| 順位 | スクール名 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 1位 | INTERNET ACADEMY(インターネット・アカデミー) | 教育業界唯一のW3Cメンバー企業。最新のWeb標準とAI技術を組み合わせた実践的カリキュラムで、基礎から応用までしっかり学べる。 | |
| 2位 | マジデザ | 広告バナーを実際に運用しながら学ぶ実践的スタイル。AIツールを活用したデザイン力強化もでき、結果につながる学びが特徴。 | |
| 3位 | DMM 生成AI CAMP(ディーエムエム 生成AI キャンプ) | ChatGPTや画像生成AIなどを使い、短期間で実務レベルのAIスキルを習得可能。AI時代のWebデザイナーを目指したい方に最適。 |
1. INTERNET ACADEMY(インターネット・アカデミー)

「INTERNET ACADEMY」は、Web業界の基礎から最先端のAIスキルまで幅広く学べるスクールです。教育業界で唯一、Web標準を定める「W3C」のメンバー企業として、最新の知識と実践力を兼ね備えたカリキュラムが特徴です。
Webデザイナー向けコースだけでも6種類も用意されており、デザインの基礎からAIツールを活用した制作まで、自分の目的に合わせて選択ができます。現場で通用するスキルを身につけたい方や、制作の幅を広げたい方にぴったりのスクールです。
2. マジデザ

「マジデザ」は、実務に直結したカリキュラムで“結果を出せるデザイナー”を目指せるスクールです。受講中に自分で作成した広告バナーを実際に運用し、クリック率や反応をもとに改善を重ねながらデザイン力を高めていきます。
また、これからのAI時代に欠かせないスキルとして、AIツールを活用した制作や発想法も学べます。AIを味方につけて、より効果的なデザインを生み出したい方や、実践的な経験を積みながらスキルアップしたい方におすすめのスクールです。
3. DMM 生成AI CAMP(ディーエムエム 生成AI キャンプ)

「DMM 生成AI CAMP」は、ChatGPTや画像生成AIなど、実務にすぐ活かせるスキルを短期間で習得できるスクールです。AIを使ったアイデア発想から、デザイン業務の効率化、AIアプリの開発まで、幅広く実践的に学べるカリキュラムが魅力です。
特にプロンプト設計(AIへの指示出し)を体系的に学べるため、WebデザイナーとしてAIを効果的に活用する力が身につきます。生成AIを仕事に取り入れたい方や、デザインとAIの両方を深く理解したい方におすすめのスクールです。
4. デジタルハリウッド

「デジタルハリウッド」は、クリエイティブ業界で長く支持されている、デジタルスキル専門スクールです。最新のAIツールを活用し、AIと対話しながら作品をブラッシュアップできる「AIネイティブ・ラーニング」を導入しているのが大きな特徴です。
都内10校舎、全国40校舎に学習拠点があり、通学・オンラインのどちらでも受講が可能。Webデザインの基礎からAIを活用した表現力まで、総合的にスキルを伸ばしたい方におすすめのスクールです。
5. SAMURAI ENGINEER(サムライ エンジニア)

「SAMURAI ENGINEER」は、専属の現役Webデザイナーがマンツーマンでサポートしてくれるスクールです。入学から卒業まで一貫して同じインストラクターが担当するため、自分のペースや目標に合わせて学習を進められます。
さらに、インストラクターに加えて、学習コーチやキャリアアドバイザーによるトリプルサポート体制が整っており、学習面だけでなくモチベーション管理やキャリア相談も可能。未経験からでも確実にステップアップしたい方におすすめのスクールです。
6. NINJA CODE(ニンジャコード)

「NINJA CODE」は、Webデザインやプログラミングの基礎から、実践的な課題作成まで幅広く学べるオンラインスクールです。現場で必要とされるスキルを段階的に学べるカリキュラムで、初心者でも無理なく実力をつけられるのが特徴です。
また、受講費用は業界の中でも非常にリーズナブルで、コストを抑えてしっかり学びたい方にぴったり。自分のペースで学習を進めながら、スキルアップを目指したい方におすすめのスクールです。
7. Tech Academy(テックアカデミー)

「Tech Academy」は、オンライン完結型のスクールとして人気の高いスクールです。Webデザインの基礎からコーディング、サイト公開まで、必要なスキルを体系的に学べるカリキュラムが用意されています。
さらにAIコースでは、機械学習の基礎から回帰モデルの育成、オリジナルAIの構築までを幅広く学習できます。WebデザインとAIの両方をバランスよく身につけたい方におすすめのスクールです。
8. フェリカテクニカルアカデミー

「フェリカテクニカルアカデミー」は、WebデザインやAdobeツールの使い方に加えて、チャットボットの機能やデータ解析といった実践的なスキルまで学べるスクールです。デザインだけでなく、AIやデータ活用の知識も身につけたい方に向いています。
講師と生徒のコミュニケーションを大切にしており、質問や相談がしやすい学習環境も魅力。基礎から一歩先のスキルまで、幅広く学びたい方におすすめのスクールです。
9. Tech Mentor(テック メンター)

「Tech Mentor」は、短期間でスキルを身につけたい方のためのオーダーメイド型スクールです。目的やレベルに合わせてカリキュラムを自由に設計できるため、効率よく学習を進めることができます。
また、定期的なメンタリングと進捗管理があるため、モチベーションを維持しながら学習を継続できるのも魅力の一つ。自分のペースで確実にスキルアップしたい方や、短期集中で成果を出したい方におすすめのスクールです。
WebデザイナーはAIに置き換わってしまうのか?
近年、AIの発達によって「デザイナーの仕事がなくなるのでは?」という不安の声も聞かれます。たしかに、UIの最適化やルールに沿ったコーディングなど、一部の作業はすでにAIにより自動化できるようになっています。
しかし、ブランドの世界観を表現したり、ユーザー心理から逆算して体験を設計したりするクリエイティブなデザインは、依然として人の感性や経験が欠かせません。AIはあくまでサポートツールであり、アイデアを形にする力や人の心を動かすデザインは人間にしか生み出せない部分です。
ITスキルを持つ人材の需要は今後も高く、AIを上手に使いこなす力を身につけることで、Webデザイナーとしての市場価値をさらに高めることができます。
Webデザイナーが生き残るために身につけるべきスキル
AIの進化によって、Webデザイナーの仕事も大きく変化しています。だからこそ、これからの時代は「AIを使いこなす力」と「人にしかできないクリエイティブ力」の両方を磨くことが大切です。
ここでは、AI時代に求められるWebデザイナーが身につけておきたいスキルを紹介します。
トレンドリサーチスキル
AIが生成するデザインは過去のデータをもとにしているため、最新のトレンドを反映させるのは得意ではありません。だからこそ、Webデザイナー自身が市場の動向を読み取り、時代に合った提案ができる力が求められます。
SNSやデザイン系メディア、オンラインセミナーなどから常に情報を収集し、自分の引き出しを増やしておくことで、AIには生み出せない新しい表現やアイデアを形にできるようになります。
WEBマーケティングスキル
Webデザインは、見た目の美しさだけでなく「ユーザーの行動を促すデザイン」にすることが大切です。マーケティングの知識を身につけておくことで、ユーザーニーズや目的に沿ったデザインを考えられるようになり、より効果的な提案ができるようになります。
さらに、ユーザーのニーズを意識したデザインは、クライアントの満足度にも直結。Webデザインにマーケティングの視点を取り入れることで、成果を意識したデザイン制作が可能となります。Webマーケティングを基礎から実践まで学びたい方は、「DXアップ」がおすすめ。実際のビジネス課題を通じて、データ分析や戦略設計などを体系的に学べるため、デザインとマーケティングを横断的に活かしたい方にぴったりのスクールです。
UX/UIスキル
Webデザインにおいて、見やすさと使いやすさを両立させることはとても重要です。どんなにデザインが美しくても、ユーザーが迷ったり使いづらさを感じたりしてしまうと、サイト全体の印象や成果にも影響します。
UX(ユーザー体験)とUI(ユーザーインターフェース)の考え方を取り入れることで、デザインの完成度を高めるだけでなく、利用者の満足度も向上させることができます。
WebデザインにUX/UIの視点をプラスすることで、他のデザイナーとの差別化ができ、より価値の高い提案ができるようになります。
プログラミングスキル
Webデザインの現場では、デザイナーとエンジニアが協力してサイトを制作するケースが多くあります。プログラミングの知識を持っていると、エンジニアとのコミュニケーションがスムーズになり、デザインの意図を正確に伝えやすくなります。
さらに、コーディングの仕組みを理解しておくことで、実装しやすいデザインを意識できるようになり、制作全体の効率も向上。開発工程への理解が深まることで、より現場に即した提案ができるようになります。
プログラミングスキルを実践的に身につけたい方は、「RareTECH(レアテック)」がおすすめ。Web制作に必要な開発スキルを体系的に学べるうえ、AIや自動化などの応用スキルも習得できるため、デザインとテクノロジーを融合させたクリエイターを目指す方にぴったりのスクールです。
動画編集スキル
近年は、WebサイトやSNSでも動画コンテンツの需要が高まっています。Webデザイナーとして動画編集のスキルを持っておくと、サムネイル制作や構成デザインなど、ビジュアル面でより幅広い提案が可能になります。
さらに、デザインと動画の両方を担当できるWebデザイナーは、企業やクライアントにとってもコスト削減につながる存在。複数のスキルを掛け合わせることで、自身の強みをより一層広げられます。
動画編集スキルを実践的に習得したい方は、「WEBMARKS(ウェブマークス)」がおすすめ。Webマーケティングと動画編集を両方学べるカリキュラムで、デザイン力を活かしながらコンテンツ制作全体を担える人材を目指せます。
コミュニケーションスキル
Webデザイナーの仕事では、クライアントの要望を正しく理解し、目的に合った提案を行うことが欠かせません。そのためには、相手のニーズをうまく引き出すコミュニケーションスキルが重要になります。
また、AIを活用する場面が増えた今だからこそ、「どこまでをAIに任せ、どこからを人の手で行うか」を見極める力も求められます。適切な提案と明確なゴール設定を通して、クライアントとの信頼関係を築くことが、より良いデザインにつながっていきます。
まとめ|Webデザイナーとしての需要を高めたい方はAIスキルを取得しよう
AIの進化によってWebデザインの仕事は大きく変化していますが、「AIに置き換えられる仕事」と「人にしかできない仕事」は明確に分かれています。AIを使いこなせるWebデザイナーは、より効率的に制作を進めながら、独自の発想で価値を生み出せる存在として今後ますます求められていくでしょう。
これからの時代に活躍するためには、AIツールを上手に活用しつつ、マーケティングやUX/UIなどの知識もあわせて磨くことが大切です。
ぜひ本記事で紹介したスクールを参考に、自分に合った学び方でAIスキルを身につけ、Webデザイナーとしての可能性を広げてみてください。
Webデザイナースクールを選ぶ際によくある質問
スクール選びの前に、「AIをどう活用すればいいの?」「学んだあとにどう仕事につなげればいいの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、Webデザイナーを目指す方からよく寄せられる質問にお答えします。
Q. AIはWebデザインの仕事でどう使えばいい?
A. AIは、画像生成やコード作成、テキストの下書きなど、単純作業を効率化できる心強いパートナーとして活用するのがおすすめです。
ただし、感性や判断力、ユーザー心理を理解した表現力といった部分は人間にしかできません。AIに頼りすぎず、自分の強みを活かす意識を持つことが大切です。
Q. スクールに通った後に仕事を受注するにはどうしたらいい?
A.学んだスキルを活かすには、SNSでの発信やポートフォリオサイトの活用、クラウドソーシングや求人サイトでの案件探しなどが効果的です。
また、多くのスクールでは転職・案件紹介のサポートがあるため、スクール経由で実績を積むこともおすすめです。
