近年、副業として写真を売る人が増えており、スマホやカメラで撮影した作品を手軽に販売できるアプリも続々と登場しています。
旅行先で撮った風景や日常のスナップ写真でも、需要に合えば収益につなげることが可能です。
とはいえ、写真を売るアプリは種類が多く、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、写真を売るのにおすすめのアプリを厳選して9選ご紹介し、それぞれの特徴や報酬体系をわかりやすく解説します。さらに、副業がはじめての方に向けて「成功するためのコツ」や「注意点」もまとめました。
写真販売の副業に挑戦したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
写真を売るのにおすすめのアプリ9選
SNSに投稿するような日常の写真からプロが撮影した写真まで、スマホ1つで簡単に写真を販売できるアプリが増えています。
まずは、副業をはじめたい人におすすめの写真販売アプリを9選ご紹介します。
それぞれの特徴や使いやすさを比較しながら、自分に合ったアプリを見つけてみましょう。
1.ココナラ
「ココナラ」は、知識・スキル・経験を売買できる日本最大級のオンラインマーケットです。
写真の販売はもちろん、「写真撮影のスキル」や「レタッチ技術」などをサービスとして出品できる点が特徴です。
ニーズによっては、スマホで撮影した写真でも一眼レフに劣らない売上を獲得でき、さらに、写真の販売価格を自分で自由に設定できるため、高単価を狙うことも可能。
会員数500万人以上の大規模なプラットフォームで、安定したリピーター獲得も狙えるため、国内向けに写真販売をはじめたい方におすすめのアプリです。
▼ココナラの詳細
登録料 | 無料 |
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販売手数料 | 販売価格の22%(消費税を含む) |
対応アプリ | iPhone / Android / PC |
日本語対応 | 〇 |
2.Snapmart(スナップマート)
「Snapmart」は、SNSに投稿するような日常の写真を手軽に売ることができる写真販売アプリです。
出品から報酬の受け取りまでスマホ1つで完結するため、一眼レフやパソコンは必要ありません。カメラロールから写真を選んで簡単に出品できる手軽さが魅力です。
28万人以上のクリエイターと13,000社の企業が利用しており、企業の商品やサービスをPRして報酬を得る「アンバサダー募集」や、毎日開催される「フォトコンテスト」など、賞金がかかったイベントも定期開催されています。
日頃からSNSに写真を投稿している方や、写真で副収入を得たいと考える方におすすめのアプリです。
▼Snapmartの詳細
登録料 | 無料 |
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販売手数料 | 報酬率30~60% (出品した写真枚数など条件をクリアすることで、ランクや報酬率が変わります) |
対応アプリ | iPhone / Android |
日本語対応 | 〇 |
3.EyeEm(アイエム)
「EyeEm」は、世界800万人以上のユーザーが利用する写真コミュニティ兼マーケットプレイスです。
スマートフォンや一眼レフで撮影した写真を、世界中の企業や個人に販売できます。
Instagramのようなフィード形式で写真を掲載でき、他のユーザーをフォローする機能もあるため、写真仲間と繋がりが楽しめるところも魅力。
アップロード時には、AIが自動でキーワードを付けてくれる機能もありますが、日本語非対応のため、タグ付けや説明文は英語で設定する必要があります。
▼EyeEmの詳細
登録料 | 無料 |
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販売手数料 | 販売価格の50% |
対応アプリ | iPhone |
日本語対応 | ✕ |
4.Shutterstock(シャッターストック)
「Shutterstock」は、150カ国以上で利用されている世界最大級の写真・動画販売プラットフォームです。
画像だけでなく、動画クリップや音楽素材も販売できます。
モバイルアプリを使えば、外出先でもスマホから直接写真をアップロードして販売でき、報酬の確認も簡単に行えます。AIによる自動キーワード提案や一括タグ付け機能を活用することで、効率的な出品が可能。
写真のダウンロード数に応じて報酬率が15%〜最大40%までアップするため、人気が高まるほど多くの収入を得られる仕組みになっています。世界中の幅広い顧客に写真を売りたいと考えている方におすすめのアプリです。
▼Shutterstockの詳細
登録料 | 無料 |
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販売手数料 | 15~40% (購入やダウンロード件数に基づいてランクが上昇し報酬率がアップします) |
対応アプリ | iPhone / Android |
日本語対応 | 〇 |
5.カラーミーショップ
「カラーミーショップ」は、誰でも手軽にネットショップを開設できるサービスです。写真・イラスト・動画などのデジタルデータ販売にも対応しており、購入者は自動でデータをダウンロードできます。
豊富なテンプレートを使ってショップを作成できるほか、出品から受注・発送・在庫管理まで、必要な作業をスマホひとつで完結できるのも大きな魅力。
さらに、集客強化や海外販売などに役立つ80種類以上のアプリを追加してカスタマイズできるため、ショップ運営の幅が広がります。228の国と地域への販売にも対応しており、手軽にグローバル展開を目指せる点も特徴です。
低コストで写真販売をはじめたい方や、個人でECサイトを運営したい方に最適なサービスです。
▼カラーミーショップの詳細
プラン料金 | 〈月額制〉 レギュラー:4,950円/月 ラージ:9,595円/月 プレミアム:39,600円/月 |
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決済手数料 | 〈決済手数料〉 レギュラー:340円 ラージ:319円 プレミアム:319円 |
対応アプリ | iPhone / Android / PC |
日本語対応 | 〇 |
6.Etsy(エッツィー)
「Etsy」は、写真、アート作品、ハンドメイド作品、ビンテージなど、クリエイティブな商品に特化した世界的なオンラインマーケットプレイスです。
その出品数は1億点超え。世界中のクリエイターが集まるため、自分の写真を売るだけでなく、世界中の写真家が手がけた個性的な作品を発見する楽しみもあります。
スマホアプリから注文管理や写真の追加・編集も簡単に行えるほか、Etsy内広告や外部サイト広告を活用して集客も可能。
写真の公開には手数料がかかるものの、広告機能も充実しているため、より多くの人に写真を売るチャンスを広げられます。
独自の写真を販売したい、海外ユーザーへの写真販売に挑戦したいと考える方におすすめです。
▼Etsyの詳細
登録料 | $15 (ショップ設立手数料) |
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販売手数料 | 出品手数料:$0.2 販売された商品の合計金額:6.5% (商品価格+送料+ギフトラッピング費用) |
対応アプリ | iPhone / Android / PC |
日本語対応 | 〇 |
7.Artgene(アートジーン)
「Artgene」は、写真やイラストをアップロードするだけで、簡単にプリント額装付きのアート作品として販売できるアプリです。
難しい専門知識やミリ単位のサイズ指定は不要で、画像アップロード・画像加工・額装シミュレーターの3ステップで手軽に販売を開始できます。
SNSのように「いいね」やフォロー機能があるため、他のアーティストとの交流も楽しむことができ、アップロードした写真を非公開にした状態で、自分用に額装を注文することも可能です。
販売価格は自分で自由に決定でき、額装の制作代金(印刷代金・フレームなどの加工代金・送料など)を差し引いた分の70%が報酬となり、この利益率の高さも魅力のひとつ。
写真作品やデジタルアートを販売したい方におすすめのアプリです。
▼Artgeneの詳細
登録料 | 無料 |
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販売手数料 | 販売価格から額装の制作代金を除いた金額の30% |
対応アプリ | iPhone / Android / PC |
日本語対応 | 〇 |
8.Getty Images(ゲッティイメージズ)
「Getty Images」は、世界最大級のコンテンツ販売ネットワークを持つプロフェッショナル向けのストックフォトサービスです。
写真の見本をアップロードし、厳格な審査に通過すると、世界中の出版社や映画関係者などプロフェッショナルに向けて写真を販売できます。4K対応などハイクオリティな素材が求められるため、プロカメラマンや写真家を目指す方におすすめ。
日本の写真需要も高く、プロ品質の写真を売るなら登録しておきたいアプリです。
▼Getty Imagesの詳細
登録料 | 無料 |
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販売手数料 | 55~85%(ライセンス契約等によって変動) |
対応アプリ | iPhone / Android / PC |
日本語対応 | 〇 |
9.500px(ファイブハンドレッドピクセルズ)
「500px」は、世界中のフォトグラファーや写真愛好家が作品を共有し、互いに評価し合えるコミュニティ型の写真販売アプリです。
写真コンテストやワークショップへの参加機能も充実しており、スキルを磨きながら収益化を目指せます。さらに、写真家を志す方のポートフォリオサイトとしても活用できます。
販売時にはライセンス形態(独占・非独占)を自由に選べるため、自分に合った収益モデルを構築できるのも魅力。英語表記が多い点はややハードルが高いですが、その分、世界中の写真愛好家とつながれるチャンスがあります。
まずは無料プランからはじめて、自分の写真を世界に発信してみるのがおすすめです。
▼500pxの詳細
登録料 | Explorer:無料(写真の公開のみで販売はできない) Awesome:47.90ドル/年 Pro:95.90ドル/年 |
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販売手数料 | ライセンス形態による |
対応アプリ | iPhone / Android / PC |
日本語対応 | △(自動翻訳のため、日本語が不自然な場合あり) |
写真を売るアプリを選ぶ5つのポイント
写真を売ることができるアプリは数多くありますが、サービスによって特徴や使いやすさは大きく異なります。
幅広い選択肢の中から自分にぴったりのサービスを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、写真を売る前に確認しておきたい5つのポイントについて詳しく解説します。
1.報酬率や手数料はどのくらいかかるか
写真を売るアプリを選ぶ際、最も気になるのが「報酬率」や「手数料」ではないでしょうか。サービスごとに報酬体系が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
たとえば、販売価格に対して一定の割合が報酬となるアプリもあれば、手数料として差し引かれるアプリもあります。同じ価格で写真が売れたとしても、最終的に手元に残る金額は大きく変わってきます。
特に、基本利用料・販売手数料・広告費用など、どのタイミングでコストが発生するのかを比較しておくと安心です。
効率良く収入を増やしたいと考えているのであれば、各アプリの報酬率や手数料をしっかり比較検討した上で、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
2.投稿しやすいか
写真を売るアプリを選ぶ際は、「スマートフォンからの投稿のしやすさ」も重要なポイントです。
アプリによっては、パソコンでしか写真をアップロードできないものもあれば、スマートフォン1台で撮影から出品まで完結できるものもあります。特に、外出先や撮影現場からすぐに写真を売りたい場合は、スマホで直接投稿できるかを必ず確認しましょう。
また、説明文の編集・価格設定・在庫管理までスマホ対応しているかどうかもチェックすると、効率的に販売活動を進められます。自分のライフスタイルに合った、ストレスなく投稿できるアプリを選ぶことが、継続的に写真を販売するコツです。
3.ジャンルやターゲットがマッチしているか
写真販売で収益を伸ばすためには、自分の作品とアプリの「ターゲット層」が合っているかを見極めることが大切です。
写真を売るアプリにはそれぞれ特色があり、風景写真が得意なサービス、日常のポートレートが売れやすいもの、プロ向けの高品質写真を求めるものなど、多様な傾向があります。
まずは「自分が得意とするジャンル」や「販売したい写真のテーマ」を明確にし、その分野で需要があるアプリを選ぶことがポイントです。
さらに、購入者層が国内中心なのか海外中心なのかによっても最適なサービスは異なります。アプリと自分の作品ジャンルがうまく噛み合えば、より多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まり、売上アップにもつながります。
事前に人気の写真や購入者層をリサーチし、自分の作品と相性の良いアプリを選ぶことが成功への近道です。
4.ほかのサービスと併用可能か
写真を売る機会を増やしたいと考えているなら、複数のアプリを併用することも有効な戦略です。ただし、一部のアプリでは、一度出品した写真を他のサービスで販売することを禁止している場合があります。
特に、独占販売契約を結ぶことで高い報酬率を得られるアプリなどは注意が必要です。効率よく写真を売りたいなら、併用販売が許可されているアプリを選びましょう。
将来的に販路を広げたい方は、利用規約を確認したうえで複数サービスを戦略的に活用するのがおすすめです。
5.日本語に対応しているか
写真を売るアプリの中には、日本語に対応していないサービスもあるため、事前に必ずチェックしておきましょう。
特に海外向けのアプリは、登録画面や販売管理ページがすべて英語表記になっていることも多く、操作に時間がかかる可能性があります。また、トラブルが発生した際も、サポートを十分に受けられないリスクも考えられます。
スムーズに写真を売ることを優先するなら、日本語に対応しているアプリを選ぶ方が安心です。海外ユーザー向けに写真を売りたい場合でも、英語が得意な方以外は、サポート体制が整った日本語対応アプリを優先することをおすすめします。
写真を売るアプリで副業を成功させるコツ
写真販売を副業として成功させるためには、ただ写真をアップロードするだけでは不十分です。
ここでは、効率良く収益を上げるために知っておきたい「写真販売副業を成功させるコツ」を3つの視点からご紹介します。
重要なポイントを押さえておくことで、写真を売るときにより多くの人の目に留まる工夫ができるようになります。
1.競合が少ないジャンルを選ぶ
副業として写真を売りたいなら、競合が少ないニッチなジャンルを狙うことが成功への鍵です。
「風景」や「料理」などの定番のジャンルは、需要が高い一方で、同じテーマの写真が大量に出品されているため、せっかく出品しても埋もれてしまうリスクがあります。
そこで、利用するアプリの売れ筋ランキングや検索動向を事前に分析し、自分の得意な分野で競合が少ないジャンルを探してみましょう。たとえば、「地方の観光スポット」や「マニアックな趣味」などのニッチなテーマは狙い目です。
事前にリサーチを徹底することで、効率よく売上を伸ばすことができます。
2.写真は複数のパターンを用意する
同じ被写体でも、構図や角度を変えて複数パターンの写真を用意することで、売れるチャンスを広げられます。
たとえば、料理の写真を撮る場合、真上から撮った写真だけでなく、斜めから撮ったものや、背景をぼかしたもの、食材にフォーカスしたものなど、さまざまな構図で撮影してみましょう。また、色調や明るさを微調整したバリエーションも有効です。
写真を売るアプリでは、1枚だけではなくセットで複数枚登録する方が目に留まりやすく、販売数が増える傾向があります。少し手間はかかりますが、幅広いニーズに対応できる準備が成功の鍵になります。
3.SNSなどを活用して宣伝する
アプリ内での露出だけに頼らず、SNSを活用して集客するのも売上アップの近道です。
InstagramやX(旧Twitter)に写真をアップロードして、販売しているアプリのURLを載せておけば、フォロワーからのアクセスを増やすことができます。
ただし、一部のアプリではSNSでの宣伝や、他のプラットフォームへの共有を禁止している場合があります。規約違反にならないよう、事前に必ず確認しておきましょう。
適切にSNSを活用すれば、販売機会を大きく広げることができます。
写真を売るアプリで副業をはじめる注意点
写真をアプリで売る際に最も注意すべきなのは、「著作権」と「肖像権」に関するトラブルです。
- 著作権…写真家が撮影した写真に自動的に発生する権利で、無断で利用されることを防ぐためのもの
- 肖像権…写真に写っている人物が持つ、自分の顔や姿を無断で撮影・公開されないための権利
たとえば、街中で撮影した写真に他人が写り込んでいたり、キャラクターのグッズやロゴマークなどが写っていたりすると、肖像権や著作権の侵害にあたる可能性があります。特に、イベント会場や観光地で撮影した写真は、被写体や建物に権利があるケースも多いため注意が必要です。
トラブルを避けるためにも、人物が特定できる写真や、著作物が写り込んでいる写真は避けるのが賢明です。安全に写真を売るためにも、アプリ利用前に必ず規約を確認し、基本的な権利知識はしっかり身につけておきましょう。
まとめ|写真を売るアプリを活用して副業を成功させよう
写真販売は、スマホ1つではじめられる副業として人気が高まっています。旅先の風景や日常のワンシーンでも、需要に合えば収益につなげられる点が大きな魅力です。
アプリを活用すれば、スマホに眠っている写真を資産に変え、効率よく収入を増やすことができます。
大切なのは、自分に合ったアプリを選び、ターゲットやジャンルを意識した写真を出品すること。さらに、複数のアプリを使い分けたり、SNSでの宣伝を取り入れることで、収益アップも狙えます。
まずは気になるアプリに登録し、実際に写真を出品してみるところからはじめましょう。最初の一歩を踏み出すことで、趣味で楽しんでいた写真が副収入に変わり、将来の可能性を広げるきっかけになります。
写真を売るアプリに関するよくある質問
Q.写真を売るアプリにはどのような種類がありますか?
A.写真を売るアプリは、販売方法によって大きく4つのタイプに分けられます。
それぞれの特徴を表にまとめたので、参考にしてみてください。
アプリの種類 | 特徴 | 向いている写真ジャンル |
---|---|---|
購入型 | ユーザーが写真を1枚ずつ購入して使える | 風景写真・ポートレートなど |
ダウンロード型 | 有料でダウンロード販売する仕組み | 高画質素材・商用利用向け写真 |
スキル販売型 | 撮影スキルや写真素材をまとめて販売できる | プロ向けの撮影サービス・作品集 |
ネットショップ型 | 自分のショップを開設して自由に価格設定できる | アート写真・独自の作品集 |
これらは、特徴やメリットがそれぞれ異なるため、自分の写真ジャンルや販売目的に合ったアプリを選ぶことが、効率よく収益を上げるコツです。
Q.どのような写真が売れますか?
A.写真を売るアプリでは、ユーザーのニーズに合った高品質な写真が売れやすい傾向にあります。
低画質やブレがある写真は敬遠されるため、ピントが合っていて、明るく鮮明な写真を用意することが基本です。
また、アプリごとに売れやすいジャンルが異なるため、利用するアプリの売れ筋ランキングや、他のクリエイターの作品をリサーチして、どのような写真に需要があるか事前に分析しておきましょう。たとえば、風景や人物写真が多く売れるアプリもあれば、素材用のシンプルな写真が求められるケースもあります。
ユーザーが「こんな写真が欲しかった」と思うような質の高い写真を提供することで、販売率を高められます。