近年、働き方の多様化が進み、40代で副業をはじめる方が増えています。子育てや家事と両立したい、老後の資金を準備したい、あるいは自分のスキルを活かして新たな挑戦をしたい。そんな想いから、副業に興味を持たれる方は少なくありません。
中でも「在宅でできる副業」は、場所に縛られず、自分のペースで取り組めることから人気を集めています。しかし、選択肢が多いからこそ「自分に合った副業がわからない」と悩むこともあるのではないでしょうか。
本記事では、40代の方におすすめの「在宅でできる副業」を10選ご紹介するとともに、副業選びで失敗しないためのポイントも詳しく解説します。はじめての方でも安心してはじめられるよう、実践的な情報をお届けします。
40代の副業で在宅でできるおすすめの仕事10選
40代からはじめる副業として、在宅ワークは人気が高まっています。経験やスキルを活かしやすく、家庭や本業との両立もしやすいのが魅力です。
ここでは、40代におすすめの在宅副業を10選ご紹介します。
1.コールセンター
コールセンターは、電話を用いて顧客対応を行う専門窓口の仕事です。顧客からの問い合わせに対応する「インバウンド」業務やカスタマーセンター的役割をもつサポート業務と、顧客に電話をかける「アウトバウンド」業務などがあります。
メリット
- 柔軟な働き方が可能(シフト制、在宅勤務など)
- コミュニケーション能力やPCスキルが向上する
- 身体的負担が少ない
- 副業・Wワークに理解がある
- 短期間・短時間で収入を得やすい
デメリット
- 本業の就業規則確認が必要
- 体調管理が重要
- 労働時間に制限がある場合がある
- 確定申告が必要な場合がある
- 機密情報漏洩のリスクがある
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2.インサイドセールス
インサイドセールスは、電話やメール、オンライン商談ツールなどを使って、訪問せずに営業活動を行うスタイルの仕事です。見込み顧客のフォローや商談設定などが主な業務で、営業経験がある方にとっては、はじめやすい副業のひとつです。
メリット
- 在宅で完結するため時間や場所に縛られない
- 営業経験を活かしやすく、高単価な案件も多い
- 成果が報酬に直結しやすい
デメリット
- コミュニケーションスキルや営業の基礎知識が求められる
- 成果を出すまでに時間がかかる場合がある
- クライアントや顧客との対応にストレスを感じることもある
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3.オンラインアシスタント
オンラインアシスタントは、企業や個人事業主の業務を在宅でサポートする仕事です。主に、スケジュール管理、メール対応、資料作成、SNS運用などの事務作業をリモートで行います。秘書経験や事務スキルを活かしやすく、柔軟に働ける点が特徴です。
メリット
- 在宅でできる
- 柔軟な時間設定が可能
- 事務経験を活かしやすい
- 未経験でもはじめやすい案件もある
デメリット
- 単価が低めの案件もある
- 収入が安定しにくい
- 納期管理や自己管理が必要
- 本業との両立に工夫がいる
4.Webライター
Webライターは、パソコン1台で、インターネット記事やコラム、商品紹介などの文章を書く仕事です。資格が不要で、幅広いジャンルに挑戦できるのが特徴です。
メリット
- 資格不要・未経験でもはじめやすい
- 好きな時間・場所で働ける
- 文章力や調査力などが自然と身につく
- 40代以降でも、経験や知識を活かして稼ぎやすい
デメリット
- 収入が不安定、継続案件を自力で獲得する必要あり
- ライバルが多く、経験がないと案件獲得が難しい
- 自己管理が必須、納期や品質のプレッシャーがかかる
5.Webデザイナー
Webデザイナーは、在宅でWebサイトやバナー、ロゴなどのデザインを制作する仕事です。パソコンとデザインソフトがあれば、場所を選ばずに取り組むことができます。
メリット
- 場所・時間を自由に選べる
- スキルを積み上げれば単価アップ・フリーランスへの道も開ける
- IT分野全体で需要が高く、将来性がある
デメリット
- 実績やポートフォリオの準備が必要
- 初期は低単価案件が多く収益が安定しにくい
- 継続的な学習・スケジュール管理が求められる
- 長時間PC作業が中心で、腰痛や肩こりなど身体的負担もあり得る
6.ブログ運営
ブログ運営は、自分の知識や経験、興味のあるテーマについて記事を書き、広告収入やアフィリエイト収入を得る在宅の仕事です。初期費用が少なく、文章を書くのが好きな方に向いています。
メリット
- 初期費用が少なくはじめやすい
- 自分のペースで運営できる
- 書いた記事が資産となり、継続収入が見込める
- ライティングやマーケティングのスキルが身につく
デメリット
- 収益化までに時間がかかる
- アクセスを集めるための工夫が必要
- モチベーション維持が難しい
- 安定収入には継続的な更新が必要
7.動画編集
動画編集は、自宅で動画のカットやテロップ挿入、BGM編集などを行い、YouTubeやSNS、企業のPR用動画などを制作する仕事です。パソコンと編集ソフトがあれば、未経験からはじめやすく、40代からでもチャレンジ可能です。
メリット
- 完全在宅で時間や場所に縛られない
- 市場需要が高く、仕事に困りにくい
- 自分の作品がポートフォリオとなり、スキルや単価の向上につながる
デメリット
- 習得には学習時間・継続的な努力が必要
- 初期費用としてPCやソフト導入にコストがかかる
- 納期やクライアント対応に追われるケースもある
- 集中作業による負担や、家庭との両立が難しい場合もある
8.エンジニア
エンジニアとは、Web開発やアプリ開発、プログラミングなどの技術を活かして、自宅でプロジェクト単位の業務を行う仕事です。クラウドソーシングやフリーランス向けエージェントを通じて案件を受注することが一般的です。
メリット
- 高単価案件が多く、収入アップを見込みやすい
- 週末や夜間など、自分のスケジュールに合わせやすい
- 技術や経験が資産になり、キャリア形成にも有利
デメリット
- 実績が求められるため、初心者には参入障壁がある
- 収入や案件数が不安定になりやすい
- 税務処理や自己管理が必要で手間がかかる
- 孤独感やスケジュール調整の難しさがある
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9.オンライン家庭教師
オンライン家庭教師は、自宅からZoomなどを使って生徒に学習指導を行う仕事です。パソコンと通信環境があればはじめやすく、特に社会人講師の需要が高まっています。
メリット
- 自宅で働けるため、通勤時間や交通費が不要
- 夕方以降や休日に働けるなど、柔軟なスケジュールが組める
- 大学生よりも高時給で、社会人講師なら1,200円~2,500円以上も可能
デメリット
- 安定した収入にするには定期的なマッチングや受講者確保が必要
- パソコンやヘッドセットなど機材の準備が求められる
- オンラインならではの通信トラブルや、生徒との相性問題が発生しやすい
- 直接顔を合わせず、画面越しでの信頼構築には工夫が必要
10.スキル販売
スキル販売は、イラスト作成、文字起こし、資料作成、悩み相談など、自分の得意なスキルをプラットフォームを通じて販売する仕事です。未経験でもはじめやすく、ジャンルも多岐にわたります。
メリット
- 自分の得意を収入につなげられる
- 在宅・空き時間に取り組める
- 初期費用がほとんどかからない
- 多様なスキルが対象になる
デメリット
- 手数料が差し引かれる
- 実績がないと売れにくい
- 競合が多く価格競争になりやすい
- 継続的に案件を得るには工夫が必要
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40代の副業で在宅でできる仕事を選ぶ際の3つのポイント
40代で副業をはじめる際は、自分に合った働き方を見極めることが重要です。特に在宅ワークの場合、本業や家庭との両立、長期的な視点での収益性、そして継続できるモチベーションの維持など、いくつかのポイントを意識することで、無理なく続けられる副業を見つけやすくなります。
ここでは、失敗しない副業選びのために押さえておきたい3つの視点について解説します。
1.スキルが活かせる仕事を選ぶ
40代は社会人としての経験や専門知識が豊富になっている時期です。そのため、副業を選ぶ際は、これまで培ってきたスキルや強みを活かせる仕事を選ぶことで、早期に成果が出やすくなり、収入アップにもつながります。たとえば、事務経験があればオンラインアシスタント、営業経験があればインサイドセールスなど、自分の得意分野とマッチする仕事を探すのが効果的です。
一方で、「スキルに自信がない」「新しい分野に挑戦したい」という方は、動画編集やWebライティングなど、比較的はじめやすい在宅ワーク向けのスキルを学んでから取り組むのがおすすめです。スキルを活かす、または育てる視点を持つことで、副業の可能性は大きく広がります。
2.リスクが小さいものを選ぶ
副業は、いきなり大きくはじめるのではなく、小さくはじめて続けながら軌道に乗せていくのが成功のコツです。特に40代は本業や家庭とのバランスも大切なため、初期投資が少なく、万が一うまくいかなくても大きな損失にならない仕事を選ぶことが重要です。
また、金銭的なリスクだけでなく、精神的な負担が少ないことも大切な判断材料です。納期に追われる仕事やコミュニケーション負荷が高い仕事は、人によってはストレスになることもあります。無理なく続けられる範囲で取り組める副業を選ぶことで、長期的に安定した成果が得られやすくなります。
3.本業と両立できるものを選ぶ
副業はあくまで本業の合間に取り組むものであり、本業に支障をきたしては本末転倒です。特に40代は責任ある立場についている方も多いため、業務の妨げにならない範囲で、無理なく取り組める副業を選ぶことが重要です。
例えば、早朝や夜の空き時間、休日だけでも対応できる在宅ワークや、納期に余裕のある仕事を選ぶと、生活リズムを崩さず継続しやすくなります。長く続けるためにも、自分のライフスタイルや体力に合ったペースで進められる副業を意識しましょう。
まとめ|40代の副業で在宅でできる仕事にはさまざまな種類がある

40代は、これまでの経験やスキルを活かしながら、新しいことに挑戦できる絶好のタイミングです。特に在宅でできる副業には、Webライターや動画編集、オンラインアシスタント、スキル販売など、実に多くの選択肢があります。働く場所に縛られず、自分のペースで進められる点も大きな魅力です。
副業をはじめる際は、「スキルが活かせるか」「リスクが少ないか」「本業と両立できるか」といった観点から、自分に合った働き方を見極めることが大切です。無理なく続けられる仕事からスタートし、少しずつスキルや実績を積み上げることで、収入の柱を育てていくことも可能です。
人生100年時代。今からの一歩が、将来の働き方や生き方を大きく変えるきっかけになるかもしれません。自分に合った副業を見つけて、これからの可能性を広げていきましょう。
40代の副業で在宅でできる仕事に関するよくある質問
Q. 40代で副業をするメリットはありますか?
A.40代で在宅副業をはじめることには、次のようなメリットがあります。
- 時間や場所に縛られず、家庭と両立しやすい
- これまでの経験やスキルを活かせる
- スキマ時間を活用して収入を増やせる
- 将来に備えた収入の柱をつくるきっかけになる
Q. 40代でも副業をしている人はいますか?
A.Job総研の調査によると、40代で副業経験があると回答した人は34.3%に上ります。これは30代に次いで多い割合であり、多くの40代が副業に取り組んでいる現状がうかがえます。主な理由としては、ライフステージの変化や将来への備え、収入増加、新しいスキルの習得、キャリアアップ、老後資金の積み立てなどが挙げられます。
Q. 40代で副業をするには、資格が必要ですか?
A.在宅副業には、原則として資格は必須ではありません。
パソコンの基本操作やインターネットの利用に慣れていれば、未経験でもはじめられる仕事が多くあります。ただし、スキルや信用力を高めたい場合には、資格取得が有効なケースもあります。
例えば、簿記・FP・ITパスポートなどの資格は、事務・経理やファイナンシャル関連の副業で役立ち、さらなる価値向上につながります。