副業をしたいけれど、職場にバレたくない――。
そんな不安を抱える方は少なくありません。特に就業規則で副業が禁止されていたり、周囲の目が気になる職場環境では、「収入を増やしたい」「スキルを活かしたい」と思っても、一歩を踏み出すのが難しいものです。
そこで本記事では、会社にバレにくい副業・内職のおすすめ10選を厳選してご紹介します。
ネットを活用した在宅ワークや、個人情報の登録不要な作業系副業など、実際に多くの方が取り組んでいる“リスクの低い働き方”を中心に取り上げています。さらに、バレないための工夫や注意点、確定申告との関係についてもわかりやすく解説。
「副業に挑戦したいけど不安…」という方も、この記事を読めば安心して第一歩を踏み出せるはずです。自分に合った副業スタイルを見つけ、将来に備えた収入源を確保していきましょう。
バレない副業・内職おすすめ10選
1.コールセンター
コールセンターの副業は、電話やチャットを通じて顧客対応を行う仕事です。業務は、商品やサービスに関する問い合わせへの対応(インバウンド)や、資料送付・サービス案内などの発信業務(アウトバウンド)に分かれます。在宅で対応できる案件も増えており、主婦や副業希望者を中心に人気があります。
メリット
- 在宅勤務が可能な案件も多く、自宅で完結できる
- 研修やマニュアルが用意されており、未経験でもはじめやすい
- 比較的時給が高めで、短時間でも効率よく収入を得られる
- シフトの融通が利く案件が多く、本業や家庭と両立しやすい
- コミュニケーション能力や電話応対スキルが身につく
デメリット
- 発信業務の場合、案件によってノルマや目標達成のプレッシャーがあることも
- 在宅型では、対面で相談やサポートが受けづらく孤独を感じやすい
- 業務中は静かな環境が必要なため、家庭環境によっては難しい
- 顧客対応にはストレスが伴うこともあり、精神的な負担がある
- セキュリティ面での配慮が求められ、自宅環境の整備が必要
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2.インサイドセールス
インサイドセールスとは、電話やメール、オンライン会議ツールなどを活用して、訪問せずにリモートで営業活動を行う仕事です。対面営業(フィールドセールス)とは異なり、企業のオフィスや自宅にいながら見込み顧客の情報収集・アプローチ・商談設定を行います。BtoBの分野で特に需要が高く、営業経験がなくてもチャレンジしやすい副業として注目されています。
メリット
- 在宅で完結するためバレにくい
- スクリプトやトレーニングが整っている企業も多く、未経験でもはじめやすい
- 成果報酬やインセンティブがある案件もあり、高収入が狙える
- 営業スキルやコミュニケーション能力が身につく
デメリット
- 目標達成や通話件数など、数値での成果管理が厳しい場合がある
- 業務時間が固定されている場合、他の仕事との両立が難しいことも
- 電話営業に抵抗を感じる人には心理的負担がある
3.せどり
せどりとは、新品または中古品を安く仕入れて、仕入れ価格より高く販売することで利益を得る仕事です。商品リサーチから仕入れ、出品、発送まで一連の流れを自分で行います。初心者でもはじめやすく、スキマ時間で取り組めるのが特徴です。
メリット
- 初期スキルや資格が不要で、未経験からでもはじめやすい
- スマホやPCを使って自宅で完結できるため、場所や時間の制約が少ない
- うまく商品を選べば、高利益が得られる可能性がある
- 市場調査や販売管理のスキルが身につき、将来のビジネスにも活かせる
- 匿名性が高く、会社に知られにくい働き方ができる
デメリット
- 商品リサーチや仕入れに時間がかかり、慣れるまでに労力を要する
- 在庫を抱えるリスクがあり、売れ残りや価格下落で損失を出すこともある
- 継続して行う場合、古物商許可が必要になるケースがある
- 所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になり、税務処理の手間が発生する
- 住民税の徴収方法を誤ると、本業の会社に副業がバレる可能性がある
4.データ入力
データ入力の副業は、主にExcelやWordなどに手書き資料やアンケート、PDF、音声データなどを文字・数字で正確に入力する仕事です。在宅の業務委託案件が中心で、パソコンとネット環境があれば、スキマ時間を使って取り組めます。文字起こしや、ECサイトの商品情報の更新なども含まれます。
メリット
- 未経験者でもはじめやすく、必要なのはタイピングや基本ソフトの知識だけ
- 在宅ででき、時間や場所の自由度が高い
- 隙間時間を活かして仕事ができ、本業や家事などと両立しやすい
- タイピングやパソコン操作のスキル向上につながる
- 人間関係のストレスが少なく、黙々作業が得意な人には向いている
デメリット
- 報酬単価が低く、1文字0.1~1円、時給換算では300~1,000円程度が相場
- 単純作業の繰り返しで、退屈に感じやすい
- 長時間の画面作業による目の疲れや肩こりなどの健康への負担がある
- スピードと正確性が重視され、ノルマを課せられることもある
- クラウドソーシングの中には報酬が不当だったり、前金を要求するような悪質案件もあるため注意が必要
5.アンケートモニター
アンケートモニターとは、企業や調査会社が実施するアンケートに回答し、その謝礼として現金やポイントを受け取る仕事です。Webアンケートが中心で、スマホやパソコンがあれば自宅で簡単に取り組むことができます。ほかにも商品モニターや座談会形式の調査など、形式はさまざまです。
メリット
- 初期費用やスキルが不要ではじめやすい
- スマホ1台でスキマ時間に取り組める
- 自宅で完結するため、誰にも知られずに取り組める
- 商品モニターでは実際の商品を無料で試せることもある
- 自分の意見が企業の商品開発などに活かされるやりがいがある
デメリット
- 1回の報酬が少額で、収入としては不安定
- 高単価案件(座談会など)は倍率が高く、参加しにくい
- 単純作業が多く、スキルアップにはつながりにくい
- 換金までにポイントの貯蓄が必要な場合もあり、時間がかかる
- 中には悪質なサイトや詐欺的案件もあるため注意が必要
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6.シール貼り
シール貼りは、商品や封筒、パッケージなどにバーコードや成分ラベル、値札などのシールを貼る単純作業の仕事です。工場や倉庫への出勤型と、自宅で材料をもらい作業・納品する在宅型の内職スタイルがあります。基本ルールを守って正確に貼るだけなので、初心者でもすぐに取り組める内容です。
メリット
- 作業が単純で覚えやすく、スキルは不要
- 一人で黙々とでき、接客やコミュニケーションが苦手な人にも向く
- 座っての仕事が多く、体力的に負担が少ない
- シフト自由度が高く、単発や短時間も可能で本業や家庭と両立しやすい
- 工夫次第で髪色や服装の自由度が高い現場もある
デメリット
- 単調な反復作業で飽きやすく、継続には集中力が必要
- 素早く正確に貼るスピードと精度が求められる
- ノルマ制の場合、プレッシャーを感じることもある
- 長時間座ることで肩こりや腰痛など体への負担がある
- 在宅型では納品や資材の受け取りなど運搬が必要な場合がある
- シール貼り以外の簡単な補助作業を任されることもあり、仕事内容が拡大するケースもある
- スキルアップやキャリア形成にはつながりにくい
7.ティッシュの広告入れ
ティッシュの広告入れは、ポケットティッシュの外ポケットに広告やチラシを挿入する在宅での内職です。資材(ティッシュセットやチラシなど)が自宅に届き、それを決められた枚数分作業し、まとめて納品する形式が一般的です。特別なスキルや資格は不要で、簡単にはじめられる作業内容です。
メリット
- 専門知識や特別なスキルが不要で誰でもはじめやすい
- 機械や工具を使わないため、怪我のリスクがほとんどない
- 自宅でスキマ時間に作業でき、時間や場所の自由度が高い
- パソコン不要で目の疲れも少なく、気軽に取り組める
- 一人で黙々と作業が好きな人に向いている
デメリット
- 報酬単価が非常に低く、まとまった収入を得るには多くの量をこなす必要がある
- 単純反復作業で飽きやすく、集中力が続きにくい
- 作業スペースが必要で、資材の保管や広げる場所に困るケースがある
- 資材の受け取りや完成品の納品など、運搬の手間が発生する
- 長時間同じ姿勢での作業により、腰や目の疲れなど身体的負担が増す可能性がある
- 支払い遅延や資材購入の強要など、信用できない業者とのトラブルリスクがある
8.カプセル詰め
カプセル詰めは、ガチャガチャなどに使われるカプセルの中に、小さなおもちゃや説明書、販促グッズなどを手作業で詰める内職です。作業は自宅で行い、あらかじめ材料を受け取って決まった数量分を詰め、納期までに完成品を返送・納品します。特別なスキルは不要で、初心者でもはじめやすい軽作業です。
メリット
- 誰でもはじめやすい
- 自宅でできる在宅ワーク
- 単純作業に集中できる
- まとまった量をこなせば収入になる
- 商品に触れる楽しさがある
デメリット
- 単価が安く、収入は限定的
- 作業スペースや保管場所が必要
- 作業時間が長くなりがち
- 誤差・ミスに対して厳しいチェックが入ることも
- 業者選びに注意が必要
9.アクセサリー制作
アクセサリー制作は、ビーズやレジン、天然石などを使って自分でアクセサリーを手作りし、ネットショップやフリマアプリ、イベントなどで販売する仕事です。趣味の延長としてはじめられることが多く、自宅で作業できるため、子育てや本業と両立しやすいのが特徴です。
メリット
- 好きな時間に自宅で作業できる
- 初期費用が比較的少なく済む
- 自分のセンスやこだわりを活かせる
- 作品が売れたときの達成感が大きい
- 工夫次第で収入を増やすことができる
デメリット
- 収益化までに時間がかかる
- ライバルが多く、差別化が必要
- 在庫や資材の管理が必要
- 販売手数料や宣伝コストがかかる
- 確定申告や帳簿の管理が必要になることも
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10.袋詰め
袋詰めの内職では、封筒や袋に商品や資料などを詰めて封をし、納品する作業を自宅で行います。材料は企業から支給され、自分のペースでスキマ時間に取り組めるのが特徴です。
メリット
- 特別なスキルが不要で初心者でもはじめやすい
- 自宅で作業ができ、時間の融通が利く
- 単純作業が得意な人に適している
- 比較的安定した需要がある
デメリット
- 報酬が非常に低め
- 仕事が機械化に押されつつある
- 長時間作業による身体的負担
- 自宅にスペースが必要
- スキルや経験が蓄積しにくい
- 悪質な業者に注意が必要
バレない副業・内職をする際の4つの注意点
副業が禁止されている職場や、就業規則が曖昧な場合でも、「バレずに収入を得たい」と考える方は少なくありません。しかし、ちょっとした不注意がきっかけで職場に知られてしまうケースも。安心して副業に取り組むためには、いくつかのポイントを事前に押さえておくことが重要です。
ここでは、副業が職場にバレてしまう主な原因をふまえつつ、トラブルを避けるために気をつけたい4つの注意点をわかりやすく紹介します。
1.就業規則を確認する
副業をはじめる前に、まず確認すべきなのが勤務先の「就業規則」です。企業によっては副業を禁止していたり、申告制・承認制としている場合もあります。特に正社員として勤務している方は、就業時間外の働き方にも会社が一定のルールを設けていることが多いため、確認を怠ると規則違反に該当してしまう可能性があります。
仮に副業が明確に禁止されていない場合でも、申請や届出が必要とされているケースがあります。その場合は、会社のルールに則って、必要な手続きを踏んでから副業をスタートさせましょう。就業規則の確認は、トラブル回避の第一歩です。
2.悪質な案件に注意する
副業や内職を探す際には、誰でも「簡単に稼げる」「高収入」という言葉に惹かれがちです。しかし、そうした甘い言葉にはリスクが潜んでいることもあります。特に高額報酬をうたう案件の中には、商材の購入や初期費用を求められるなど、実質的に「お金を払わせること」が目的になっているケースもあります。
また、一見すると普通の内職のように見えても、実態は詐欺やマルチ商法だったという事例も少なくありません。個人情報を悪用されたり、報酬が支払われないなどの被害を防ぐためにも、運営会社の信頼性や契約内容を必ず確認し、少しでも不審な点があれば手を引く判断力が大切です。安全に副業を続けるには、案件選びの慎重さが何より重要です。
3.単価が高すぎる・低すぎる案件には注意する
副業や内職を選ぶ際、報酬単価はつい注目してしまうポイントですが、「高すぎる」「低すぎる」どちらにも注意が必要です。
単価が極端に高い案件は、一見魅力的に見えますが、実際には専門的なスキルや経験が必要だったり、納期や成果に対する要求が厳しいケースが多く、対応できずにトラブルに発展する可能性があります。初心者にとっては、負担が大きすぎるリスクもあります。
逆に、単価が低すぎる案件では、いくら作業をこなしてもまとまった収入にならず、結果的に“労力のわりに割に合わない”状況に陥ることも。また、極端な低単価を設定している案件には、労働力の搾取に近い悪質なものも紛れているため注意が必要です。
副業を長く続けるためには、「自分のスキルや時間に見合った適正単価」の案件を見極めることが大切です。
4.無理のない範囲で取り組む
副業や内職は、自分の生活スタイルに合わせて取り組める点が魅力ですが、つい「もっと稼ぎたい」と思って多くの案件を抱えすぎてしまうことがあります。特に在宅ワークは、実際に作業をはじめてみると予想以上に時間や手間がかかることも少なくありません。納期が厳しかったり、繰り返し作業に集中力を要する案件も多いため、無理をすると本業や日常生活に支障をきたす恐れがあります。
まずは少量の案件からはじめて、作業ペースや自分の適性を見極めることが大切です。慣れてきたら徐々に作業量を増やすなど、段階的に広げていくことで、無理なく安定して副収入を得ることができます。継続して取り組むためには、自分にとって「ちょうどいい負荷」を意識することがポイントです。
まとめ|バレない副業・内職をはじめる際は注意点に気をつけよう

副業や内職は、収入を増やす手段としてだけでなく、将来の選択肢を広げるきっかけにもなります。しかし、会社の規定や働き方によっては制限があったり、想定外のリスクが潜んでいることもあるため、はじめる前にはしっかりと準備と確認が必要です。
まずは就業規則を確認し、会社が副業をどのように扱っているかを把握しましょう。そのうえで、自分の生活リズムや本業への影響を考慮しながら、無理のない範囲で取り組むことが大切です。高単価すぎる案件や、初期費用を求めるような内容には慎重に対応し、信頼できる仕事を見極める力も必要です。
「簡単そう」「在宅でできる」などの言葉だけに飛びつかず、地に足のついた判断をしながら一歩ずつ進めていくことが、安心・安全な副業生活への第一歩です。小さくはじめて経験を積み、自分に合った働き方を見つけていきましょう。継続できる副業は、あなたの暮らしに確かなゆとりと充実感をもたらしてくれます。
バレない副業・内職に関するよくある質問
Q. 内職では、どのくらい稼げますか?
A. 内職の報酬は「出来高制」が基本で、仕事内容や作業スピードによって大きく異なります。
一般的には時給換算で200〜500円程度が相場とされており、月に1〜3万円ほどの収入になるケースが多いです。
例えば、シール貼りや封入作業では1件あたり数円程度、アクセサリー制作やカプセル詰めなどでも、1個あたりの単価は数円〜十数円程度にとどまります。まとまった収入を得るには、かなりの作業量をこなす必要があります。
「空き時間を活用したお小遣い稼ぎ」には適していますが、「生活費をまかなう」「本業並みに稼ぐ」といった目的にはやや不向きです。無理なく継続できる範囲で取り組むのがポイントです。
Q. 副業・内職は、絶対にバレませんか?
A. 完全にバレないとは言い切れません。
住民税の通知やSNS投稿、同僚への会話など、思わぬところから発覚することがあります。特に、確定申告で「住民税を特別徴収(会社経由)」にしてしまうと、会社にバレる可能性が高まります。
バレたくない場合は、住民税を「普通徴収(自分で支払う)」に設定し、会社に知られないよう配慮しましょう。また、就業規則の確認も忘れずに行うことが大切です。
Q. 内職にデメリットはありますか?
A. はい、いくつか注意すべき点があります。
代表的なのは、単価が低く、時給換算で数百円程度にしかならないこと。また、作業が単調で飽きやすいほか、自宅にスペースが必要になったり、身体への負担(肩こり・腰痛)も出やすいです。
コツコツ続けられる人には向いていますが、効率よく稼ぎたい人にはやや不向きかもしれません。